昨日は板橋で税務相談を行いました。
相談に来て頂いた方に満足して頂けたか分かりませんが、今後も三か月に一度程度のペースで行いますので、お気軽にお越し頂ければと思います。
また、個別の無料相談も別途行っておりますので、当事務所の問い合わせフォームより、ご連絡頂ければと思います。
今日は夕方から自由が丘で友人と食事(飲み?)です。
よいお店情報がありましたら是非お願いします(笑)
では本題です。
今日は役員の社宅の活用方法です。
役員の方の住居を社宅という形で提供することにより、何故節税になるのかを、まず具体例で説明したいと思います。
【役員の住宅が個人契約の場合】
(前提 扶養なし、40歳未満)
<個人報酬手取額>
役員の報酬 月額 500,000円
社会保険料 月額 57,990円
所得税 月額 19,680円
住民税 月額 27,000円(概算)
手取額 月額 395,330円
役員の住宅の家賃 月額 200,000円
395,330円-200,000円=195,330円(家賃支払後の手取額)
<会社の経費となる金額>
役員報酬 月額 500,000円
【役員の住宅が法人契約(社宅)の場合】
(前提 扶養なし、40歳未満)
<個人報酬手取額>
役員の報酬 月額 400,000円
社会保険料 月額 47,550円
所得税 月額 12,330円
住民税 月額 20,000円(概算)
手取額 月額 320,120円
役員の住宅の家賃(個人負担分) 月額 100,000円
※社宅は家賃の一部を個人で負担しなければならないため、今回の比較では
50%負担としています。
個人負担分の計算方法は次回以降でご説明します。
320,120円-100,000円=220,120円(家賃支払後の手取額)
<会社の経費となる金額>
役員報酬 月額 400,000円
社宅家賃 月額 200,000円-100,000円(個人負担分)=100,000円
合 計 月額 500,000円
以上により、個人の家賃支払後の手取額は月額24,790円増えます。
年間にすると297,480円にもなり、個人としてみればかなりの負担減と言えます。
また、報酬が高ければ高いほど個人の税率が上がるため、効果は大きくなります。
会社も社会保険料が減額されるため、経費節減のメリットがあります。
「個人の手取りが増えて、会社の経費は減る」
是非検討してみて下さい。
次回から社宅の個人負担額の計算や社宅として認められない場合などについてご説明していきます。
それではまた明日(^O^)/