所長ブログ

社宅の活用⑨(従業員社宅③)

投稿者: shigeru yamada [ 2008 年 11 月 3 日 ]
カテゴリ: すぐ始められる節税対策

職業病という言葉があります。

業界により様々だと思いますが、僕の場合は飲食店に入った場合の席数の把握や回転率、客単価、お店の賃料の試算や従業員数の確認です。

特に意識している訳ではないのですが、つい計算してしまいます。。。

それが当たっているか否かは分からないのですが、止められません。

今日もついつい計算してしまいました☆

当たっているのか外れているのか気になるところです。。。

 

では本題です。

今日は【従業員社宅を活用した場合の効果】を、具体的な数字を用いて比較してみたいと思います。

【前提事項】
 従業員Aさん
  35歳 扶養なし 自宅家賃20万円 賞与なし 社宅利用時の会社負担額は
  10万円

【社宅を活用しない場合】
 月額給与         500,000円
 社会保険料(概算)    61,000円
 所得税・住民税(概算)   46,000円
 家賃(個人全額負担)  200,000円
 家賃支払後の手取額  193,000円

【社宅を活用する場合(会社負担10万円)】
 
月額給与         400,000円
 社会保険料(概算)    50,000円
 所得税・住民税(概算)  32,000円
 家賃(個人負担額)   100,000円
 家賃支払後の手取額   218,000円

上記より、家賃支払後の従業員個人の手取額は月額25,000円、年間では300,000円も増加することになります。

また会社の支出は、

【社宅を活用しない場合】
 給与             500,000円
 社宅家賃の会社負担分       0円
 合計             500,000円

【社宅を活用する場合】
 給与             400,000円
 社宅家賃の会社負担分 100,000円
 合計             500,000円

と同額(社会保険料の会社負担分や通勤手当は軽減されます。)となり、双方にメリットがあることが分かります。

双方の支出を抑えて、かつ従業員の定着率の向上など、様々なメリットがある社宅の活用。

是非一度ご検討下さい!

明日は会社の業務の性質上、会社の近くに居住せざるを得ない場合の取扱いについてご説明します。

それではまた明日☆