こんにちは(^o^)
税理士の山田です。
ふと気がつけば前回のブログ更新から早2ヶ月。。。
久しぶりの更新です( 一一)
自由が丘に移転してからというもの、日々の業務と引っ越し作業などに追われてなかなか余裕が持てませんでしたが、多少落ち着いてきたので定期的な更新を心がけたいです。
さて、薬害エイズ裁判などを手掛けて「人権派」として知られる某弁護士さんが国税当局から所得隠しを指摘されました。
手口は単純で事業と関係のないプライベート口座へ売上の一部を入金させていたとのこと。
悪意の有無に関わらず「売上の除外」は国税当局も対応が厳しいです。
よく大企業等で使われる「見解の相違」という言い逃れも売上除外の場合には不可能ですしね!
このニュースを聞いて「あの人権派の弁護士が脱税なんて意外」と思うのは危険です。
なぜか?
それは「人権問題に関心が高い」ことと「納税意識が高い」ことは全くの別問題だからです。
しかし人(特に日本人?)は、個人や一つの事柄に対してクローズアップされた事象を、良い面であれ悪い面であれその全てであると誤認しがちです。
税金や社会保険料もしかりです。
もちろん無駄使いも多分にありますが、有効な使われ方をしている税金や社会保険料がほとんどです。
しかしメディアの報道などにより無駄使いばかりがクローズアップされ、そこから全ての税金や社会保険料が無駄であるかのように誤認し、
「ど~せ無駄使いされるのだから支払っても意味がない」
という思考へ繋がっていく。
危険だと思います。
一部クローズアップされた外的情報だけに惑わされず、物事の本質を常に多方面から自分自身で検証する。
私生活においてもビジネスにおいても大切なことだと思います。
とは言え「立場のある人」は、やはりその全てにおいて襟を正して、周りの人々の規範になってほしいものですね。
それではまた(*^^)v